
以前書いた
「やってたらどうなってたろう ...」に続いてちょっと政治関連ネタを。
そうです、安倍さんネタです。
今更ながら、安倍さんの辞任は、もうなんというべきか分からないやめ方であり、状況ですが、なんにせよ「いくらなんでもあれは無いよな」と思っている方がほとんどだと思います。
もちろん、私もそうです。
「美しい国」 - いいと思います(とはいえ、ちょっと"右"寄りな印象でしたし、具体性にもかけてましたが)。
「戦後レジュームからの脱却」 - これはちょっとわかりませんでした。
(ちょっと調べて見ましたが、どうも「レジューム」ではなく、「レジーム」(
regime [リンクは
スペースアルク])ではないかと ... つまり「戦後の政治体制」と言う意味らしい)
実際に首相が法文を起案したり、社会保険の内容を調べたりするわけがなく、「指示」するのが仕事ですから、この意味で首相と言うのは、まさに「言葉」で仕事をする人なんだと私は思っていますが、残念ながら安倍さんはこの点でいくつかの失敗をしていたのでは?と感じています。
上記の2つのキーワードにしても内容の良し悪し以前に、要はどうしたいのか、どうなるのかがイメージしにくく、ましてその理念をベースに"あの"官僚たちを動かすところまでいけたとは思えません。
この点において、安倍さんは一連のスキャンダルがなかったにしても、いつかは前に進めなくなっていたのでは、とも思えるわけです。
ところが、一方で私自身は安倍さんの会見を見ていて、ちょっとぞっとしたことが一度や二度ではありません。
安倍さん自身のことではなく、自分を振り返って見たときに、「こりゃ他人事ではないぞ」と感じたのです。
どういうことかといえば、私には安倍さんは
「(私が共感できるかは別にして)高い理念を持って国を運営しようと考えたが、それを表現した言葉がおそらくほとんど誰にも理解されず、これを原因として具体的な前進に繋がらなかった」
ように思えてなりませんが、うっかりすると自分も同じような過ちを犯しているのではないかと感じることがあったということです。
私たちの会社にも企業理念があり、その土台は私が考えたものです。
これを表現こそ同じでは無くとも、日常的にも他の役員だけではなく、従業員にも伝えているつもりですが、理念はPCでいうところのOSのようなものであり、
「なければ動かないが、あっただけではなにも生み出さない」
ものですから、それこそ安倍さんのように
「"理念を唱えるだけで具体的な原動力には繋がっていない"ようなことになっていないか」
と不安になってしまったと言うわけです。
社長と言うのも「言葉」で仕事をする部分の多い職種だと思います。
言い方は悪いですが、安倍さんの二の舞にならぬよう今更ながら肝に銘じてやっていきたいと思います。
エンタドライブ株式会社代表取締役 久永智之
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