プレゼンがうまい?

人間、誰しも得意不得意があると思います。
こんな私でさえ、16年以上にわたる会社員、あるいは業界経験の中で身につけたものというのも当然あり、よく
「プレゼンテーション、うまいね」
と言われることがあります。
どんなこともほめられるとうれしいものですし、それ以前に仮にも会社の代表者がプレゼンテーション下手だといろいろな局面でかなり損なことがあると思います。
一方で、上記のほめ言葉には時として、
「内容はそうでもないけど、口がうまいね」
的なニュアンスが含まれていることがあります。
そのため、たとえば最近多く起こっている企業の不祥事のときの謝罪会見などで、あまり流暢に謝罪の言葉を述べるとなにか心が入っていないような気がするときがあります。
日本の場合はあまり口のうまいのは歓迎されにくい文化も影響しているのかもしれません。
実は自分自身ではプレゼンテーションがうまいのではなく、
「こちらの言いたいことを先方の"フィールド"の上でうまく伝えるようにしている」
だけだと思っています。
つまり、私が意識するポイントとして
- 自分が話そうとしていることを自分が本当に理解できているか?
- その内容を本当に信じているか?
- 相手が一番理解できるように相手の視点で表現を見直しているか?
というのがあり、
「これらの集大成でしかないのが、まさにプレゼンテーション」
であると考えていると言うことです。
PowerPointがうまく使えたほうがいいでしょう。
声が小さいより、ある程度は大きいほうがいいでしょう。
早口で突っ走るより、ゆっくりと自信を持って話したほうがいいでしょう。
ですが、経験則的にはそれは単なる技術の、それも一部でしかなく、相手に伝わっているときというのは、上記のポイントをクリアできている、少なくともクリアしようとしているときに限られるような気がします。
「技術はあるが上記ポイントを検討していないとき」
より、
「技術がなくても上記ポイントを検討したとき」
のほうが伝わるわけで、これは、たとえば就職面接のときに、
「自分は口下手だから」
うまく行かないのではなく、本当にその内容、たとえば志望動機などを自分で理解し、信じていないからだと思ったほうがいいということになります。
ま、実は"慣れ"、つまり
「場数を踏む」
と言うのも無視できないポイントではあるんですが...
エンタドライブ株式会社
代表取締役 久永智之
