キース・リチャーズが!

一度、「カタいばかりでは...」というログで、ついついここの内容がカタくなりやすいので、少しずつ変えていきます、と書いたんですが、再度それ以降のものを見直してみると、まだややカタいままかな、という気がしたので、今回は少し趣味的な切り口から。
米国音楽業界の祭典のひとつに「グラミー賞」というのがありますが、ここでだいぶ前にあのローリングストーンズが、確か「功労賞」(正式名称不明)とかなんとかいう賞をとったことがあります。
音楽業界に多大な貢献をした、ということで表彰されたと記憶しており、たしかプレゼンターはなんとエリック・クラプトンでした。
このローリングストーンズというロックバンド、音楽的な部分はさておき、もともとのイメージ戦略も、その後のメンバーの実際の行動も"不良"という言葉が当てはまるバンドだということは今更な話だと思います。
いわゆる薬関係で逮捕歴もありますし、"不良"以上の悪さをしてきたバンドだともいえます。
特に中心的メンバーでキース・リチャーズというギタリストがいますが、この人がまさに"不良"で、記憶の限りでは一番"騒動"の多かった(過去形なのは最近は改心したのか、"騒動"がない)人だと思います。
私はこの授賞式をTVで見ていましたが、このキースが受賞の際に言った感想をいまでも覚えています。
「黒人音楽に影響されてここまできた。俺たちの音楽に影響されたいいバンドも多く出てきている。そんな流れの中にいられたことは非常にうれしい」
当時学生だったと思いますが、私はこれを聞いて正直、
「ええっ!?」
と思いました。
だって、薬とかでかなりヤンチャしてた(このころにはもう更正していた)あのキースが、ですよ。そんな殊勝なこと言うわけ無いと思ってましたから。
このせりふを言っているときのキースは、なにか照れ気味に恥ずかしそうに、でも自信ありげにしていました。
実は、最初は驚いた私も、その姿を見ながらだんだん羨ましくなっていったのを覚えています。
彼は自分のやってきたことに自信があり、一方でそんな自分を作ってくれた(影響された)黒人音楽への敬意と感謝があり、そして後ろに続くものたちへの評価があるのでは、と感じたからです。
本人はどう思っていたかはわかりませんが、勝手に
「こんなハッピーな人生って羨ましい」
と思いました。
たぶん当時の彼と今の私はそれほど変わらない年齢だと思います。
でも、残念ながらまだ私は彼の領域には達しておらず、あんなせりふをいえるところまで来ていません。
さて、いつになったら ....
* 今回は多少文体も変えてみましたが、いかがでしょうか。
エンタドライブ株式会社
代表取締役 久永智之
